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R53 リモコンキー 修理☆

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。今回はR53クーパーSのリモコンキーの修理に関してのブログを更新したいと思います。

ミニクーパーのキーですが、初代の前期、後期。2代目以降とキーの種類が違います。このうち、差し込みタイプの鍵(俗にいうリモコンキータイプ)は初代の前期と後期になります。色々、販売車両を仕入れしてますが、初代前期の差し込みキーは80%の確率で、何かしら壊れてますね。ケースが壊れてボタンが露出しているなんてのはまだ「マシ」で(形を保ってるだけでも「マシ」かも?)今回修理した内容は、内部リモコンキー基盤に付いている実装タイプのスイッチが完全に壊れていて、ボタンが「無い」ため、せっかくのリモコンキーが全く使えないというケースです。

因みに、かろうじてリモコン使えるキーはこんな感じです。

内部に2つある、オープン用と、クローズ用のボタンが2つ付いているのが、分かるでしょうか?最初の画像のボタンは、基盤こそ残っているものの、肝心のボタンが飛んでしまっています。簡易検査で、このボタンの両極側をショートさせてあげると、きちんと使えましたので、ボタンだけを交換して修理しましょう!

ボタンスイッチにもいろいろ種類と大きさがありますが、このキーのボタンに合う、基盤実装タイプのタクトスイッチがまた、ちょうどいいのが無いんです!小さすぎたり、大きかったりと、、、探すのに苦労しました(泣)やっとの事で見つけたボタンがこちら!

これでも「0」コンマ数ミリ違いますが、ここは溶接はんだの付け方を工夫してくっつけます。

基盤を壊すと取り返しがつかないので、慎重にくっつけます。交換後、ボタンが反応している事を知らせる「赤いLEDランプ」が点灯しているのがわかるでしょうか?

あとは実車で間違いなく反応している事を確認して終了です。

この鍵の修理ですが、ディーラーに確認すると、鍵本体と、セキュリティ。イモビライザー、キーシリンダー等全てASSY交換で、十万は超える修理になるようです。

当店では、このR53前期のカギに関しては、内部基盤を修理の上、鍵自体も新品にしてご納車いたします。用意してございます鍵も「純正タイプ」「バタフライキータイプ」と数種類ラインナップがございますので、ご来店の際にご要望をお伝えください。古いお車ですが、6速MTのスーパーチャージャー付きエンジンで、ここまで楽しいお車は今後販売されることはまず無いでしょうから。中古車ではございますが、ご納車時から、気持ち良く、長く大切に乗って頂けるよう当店でも出来る限りのことはさせて頂きます。