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L152S ムーブカスタム エンジンOH

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。最近L152SムーブカスタムのエンジンOHを行ったのでUPしておきます。

このムーブカスタムL152Sは今では制作出来ない軽自動車にして4気筒ターボの希少エンジンです。L880Kコペンのエンジンと一緒と言ったら少し分かりやすいでしょうか?特賞としてはふけ上がりが良く、加速性に優れています。

こちらの車両、2年前に当店より販売、この2年間ずっとすべての整備やオイル交換を当店にて行って参りました。2年前にタービン新品交換済み。去年、エアコン周りのOHと、ラジエターASSYまで交換しておりますので、今回エンジンOHを行う事でまた新品さながらの状態でこちらの20年近く前のお車に乗る事が出来ます。

作業内容としてはいつもと同じ、エンジン内部の洗浄から、ピストンリング交換。ステムシール交換。内部の細かなシール、パッキン類の全交換。足回りの消耗品の交換です。

このエンジンに限っては、タペットカバーはASSYしか設定が無いので、オールアルミのカバー丸ごと交換しています。また、クランクプーリーも内部にゴムのダンパーが入っているのでASSYにて交換いたしました。JBエンジンのフルOHは初めての作業でしたが。無事に完了です。

成約済み ソニカ エンジン組付け編

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。この土日でエンジンの最終組付け、始動確認まで行いました。他の仕事も途中何件か入ったので時間かかりましが、無事に本日、エンジン始動までOKです。

この段階では、あらゆる部品を一気に新品に交換していきます。まずは上の画像、スターターモータ。下の画像、オルタネーター(発電機)

そして水回り、ソニカの場合、ラジエターを新品交換する際には、本体がオールアルミ製の対策品が出てますので、この対策品に交換していきます。もちろん、ファンモーターも新品強化品へ交換。ここまでするなら当然ですが、ウォーターポンプ、ファンベルトなどの消耗品も新品へ交換します。

エンジン組付けに伴って、20万キロ交換のタイミングチェーンやチェーンテンショナー等も交換していきます。また、タイミングチェーンカバーがこの段階で装着になるので、エンジンマウントの最終。右側の部品も交換ですね。

次はタービンの新品交換作業ですが、タービンはエキマニに組み込まれていますので、移植作業が必要になります。

タービンに付随する、ウォーターパイプや、オイルライン、パッキン類も全て新品へ。

エンジン始動まで目前です。エンジン本体もだいぶ形になってきます。バッテリーも新品を載せていきます。

残すはエンジン始動のみですが、最終チェックとして、ラチェットを使って、クランクを2回転以上手動で回します。ここで、内部の組付け不良があれば、何かに干渉して回らなかったり、異音がしたりします。その場合はまた、バラシて内部を確認する必要が出てきます。

完全にエンジンを始動する前に、コイルのカプラを外すか、アースを意図的に外すなどして、セルモーターを暫く空回しします。これは、バルブクラッシュの予防と、暫くセルモーターを回すことにより、エンジン始動前に、タービンや、エンジン内部にエンジンオイルを行きわたらせる意味合いがあります。エンジンを完全に全て分解していますので、エンジンの中のオイルは全て抜けていますからね。

最後に、いよいよエンジンを始動します。経験上。一度エンジン回りを全て分解していますので、最初は問題無かった部品が不具合を起こす事もあります。ISCが故障して、アイドルがスムーズじゃなかったり、何故か多いのが、ABSユニットに不具合が起こる事が多いです。恐らくエンジン左側のミッションマウント交換の際に、一度ABSユニットを取り外す必要があり、この影響でABS内部バルブユニットに異常が起こるケースですね。

タービンを新品に交換した場合、内部フルフロートベアリングが安定するまではしばらく白煙が出る事もあるので、毎度、緊張の一瞬です。今までの作業が正しかったか、やり直しになるのか。このエンジン始動まで漕ぎつけないと分かりません。この瞬間の緊張感というか、怖さは毎回慣れないですね。

今回は、エンジンも一発で始動。エラーも出ず。最初の5分くらいはやや白煙も出ましたが、その後は安定。無事にクーラントエア抜きまで完了して今日の所はOKです。

この後、お客様が送ってくださる、タイヤとホイールを組み付け、その際にリヤのベアリング交換。ハンドルはスレの無い、美品に交換。ナビの取り付け、バックカメラ取付、希望ナンバー申請。予備検取得の流れでまた時間を見ながら作業の方を進めて参ります。

 

L405S ソニカRS 足回りリフレッシュ

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。本日は、足回りの整備、リフレッシュを一気に終わらせていきます。まずは、通常のブーツ、ブッシュ類ですね。交換したのは、F左右ラックブーツ、左右エンドブーツ、左右ロアボールブーツ、スタビライザーブッシュ、スタビライザーリンクブッシュです。なんの事だかさっぱりですね。

順に画像をUPしていきます。

全て足回りのゴム系部品ですが、これらは消耗品で、車検時の点検項目でもあるのでしっかりと交換していきましょう。

次に、フロントハブベアリングの交換ですが、基本的に年式が古くなるとドライブシャフトが固着して抜けないケースがあります。あまりにも抜けない場合は、コンクリートを砕く「ハツリ機」なんかも使ったりするのですが、今回のソニカもまぁ、抜けませんね。

これを外すには順番があります。①ハンマーでたたく(叩きすぎるとシャフトが変形するので、そこまで全力では叩けない。)②プーラーを使う。③プーラーにテンションをかけた状態でバーナーであぶる、水かけて冷やすを繰り返す。

通常ここまでやれば大概は外れるのですが、ここまでやっても外れず、ついにはプーラーが歪んで爪が折れました。

ここで最終兵器の登場です。これは最近購入したものですが、今のところこれまで使えば問題ないでしょう。上のプーラーに5t油圧プレスを組み込んだ工具です。これでも通常のレバーでは動かず、レバーに鉄パイプをかけて何とか外れました。

世の中便利になりました。もう少しで何万もする「はつり機」を買うところでした。

あとはいつもの、プレスを使って、ベアリングを打ち換えていきます。

エンジンを組みつける前に、エンジンマウントも交換してしまいます。ソニカというかKF系は右、左、後ろの3点固定です。

今日は後ろ(トーションビームロッド)とミッションマウントを交換します。最後の右側のマウントはタイミングチェーンカバーに繋がっているものになりますので、エンジンの組付け中に交換します。

最後に、ベアリングまで交換しましたので、ローターとブレーキパッド交換まで行って、今日はここまでですね。最後、降ろすときにリアのハブベアリングも交換します。

明日からは、いよいよエンジンの組付け作業に入ります。

L405S ソニカ EG OH 詳細

昨日より手掛けております。ソニカのエンジンOHですが、本日よりいよいよエンジン本体の着手です。

まずはヘッドのOH基本的には、内部のカーボン除去とバルブステムシールの交換がメインになります。このタイミングで、サーモスタッドやプラグ等、交換できるところは交換していきます。

エンジンブロックのOH(腰下)専用洗浄剤によるピストンの洗浄とピストンリング交換。ブローバイバルブの交換、リヤクランクシールの交換を行っていきます。

ピストンには、オイルを逃がすための小さなホールが複数空いており、だいたいこのホールの内いくつかはカーボンで詰まっているので、ここは徹底的に洗浄とカーボン除去を行った後、リング交換からの組付けです。

リヤクランクシールは小さなオイルシールですが、ここからオイル漏れを起こすと必然的にエンジン脱着になるため、このタイミングで交換しないと後々高額修理になります。

ブローバイバルブはエンジンの裏側についており、脱着しなくても交換は出来ますが、大体固着して取り外しに苦労しますので、このタイミングで交換してしまいます。詰まるとブースト圧にも影響します。

明日は、足回りの部品を粗方交換し、その後、エンジン組付け、折り返しに入っていきます。

K様 ご契約車両 追加エンジンOH

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。本日は、先月からご成約頂いておりました。当店ソニカRSの追加作業内容になります。他県よりご来店され、当日ご成約頂きましたK様。誠にありがとうございます。他の作業との兼ね合いで遅くなりましたが、本日より作業開始になります。作業内容としましては当店では日常的に行っております。エンジンのフルOH 足回りの消耗品交換。水回りや、オルタネーター、スターター等。今後故障が予測される部品を粗方交換し。新品に近い状態まで仕上げていきます。

今や人気上昇中のソニカRS・RSりリミテッド。現在では軽自動車ではほぼ制作されない車高の低いデザインでありながら、当時ダイハツが多額の資金を投入して制作した車両というだけあって、シートの質が良く、軽自動車でありながら高速走行から通常生活までこなせるという事で。最近特に注目を集めている車両になります。YouTubeでも多くの方が良い車として紹介してますね。当店でもソニカのOHはもはや定番の車両となりました。

このKFエンジンのOHはもう幾度となく手掛けております。本日のところはエンジン回りの全バラシまでさせて頂きました。また、次回の更新をお楽しみに。

L375S タントカスタムRS タイミングチェーン交換

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。本日は、久々に軽自動車「タント」のタイミングチェーン単体交換の整備が入りましたのでご紹介です。こちらの車両、エンジンチェックランプが点灯し、診断機にて確認すると「タイミングチェーンフェイル」つまり「タイミングチェーンがずれてます」の警告灯。タイミングチェーンがズレた場合、基本的には坂道を登るときに大幅なパワーロスがあったり、発進しにくくなったり、基本的には分かりやすい症状が出る事が多いのですが、こちらのタントは走行中は気づかないくらい無症状。考えられるのは、正直に「タイミングチェーンの伸び」「クランク角センサーの異常」「カム角センサーの異常」「INカムシャフト油圧バルタイ」の異常のどれかです。

センサー系統の異常の場合。先にセンサー単体のエラーコードを読む確率の方が高いので、後回し。チェーンの異常か、バルタイの異常かはまずはカバーを開けて合いマークのチェックです。

こちらの車両、カバーを開けて中を確認すると見事に合いマークのズレが確認出来ました。

タイミングチェーン単体の交換です。新品と取り外したタイミングチェーンを長さを比べてみるとこの通り、だいぶ伸びてしまってます。

これで半コマ分の伸びです。半コマ程度でしたら、あまり症状が出ない事もあるのですね。勉強になります。

タイミングチェーンを交換。ついでにばらす際のパッキンや、ガスケット類。クーラント。オイル交換まで行って整備完了です。これでもう20万キロは乗れますね。

R56 クーパーS エンジンセットアップ

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。先日よりご紹介しております。当店の「R56クーパーS」の作業の続きの投稿になります。今回は、エンジンの組付け最終工程になります。

この工程では、予定交換部品の最後、「サーモスタットASSY」と「高圧ポンプ」の組付けを行っていきます。

このサーモスタットASSY交換作業でも、ディーラー見積もりは10万。高圧ポンプ交換はディーラー見積もりは30万円の作業になります。

後は、他の消耗部品。プラグや、タペットカバーPK等を同時交換して。最終診断機にてエラーチェック及び、エンジン脱着作業になりますといろいろ外した時のエラーがかなり入りますので。そちらを消去。リセットします。

無事にエンジン始動。エア抜きまで完了。あとは外装、板金や試乗を行いながらの最終調整段階に入っていきます。

AUTEL 診断機 導入しました

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。最近導入しました診断機のご紹介です。

開業当時より使用していた診断機は、国産自動車では不便が無かったのですが、MINIを取り扱うようになってからは不十分さを感じておりました。まず、以前の診断機は対応する外車のブランドが「MINI BMW AUDI」くらいでした。また、基本的なエラーコードの読み込みは出来ますが、アクティブテストや各種データの閲覧も出来ない状態で、時々知り合いの工場から高性能な診断機を借りて対応してましたが、このAUTEL診断機なら、そのような心配もありません。

外車を触ってて思うのは、ある程度大きな整備でいろいろ部品を分解していると、全く関係のない部分にエラーコードが記録され、多くの場合そのエラーコードの内容が「メモリー消去」の事が多くあります。要は外車の場合、各部品内にコンピューターが内蔵されている事が多く。それぞれの部品。パーツ一つ一つに車体に応じたデータが記録されているのですが、これが何らかのショックで飛んでしまうんです。

こうなると当然その部位に関しては正常に作動しませんし、また、メーター内部のチェックランプも付いたままになります。この場合、データが飛んだ部位のリセッティングや、その後の調整。データー登録等行いデーターを復旧させてやる必要があるのですが、これがまた、ディーラーでも「壊れるリスクが高い」という理由で行ってくれません。ここで、コンピューターのリセッティングが出来ない。もしくは数少ないリセッティングをしてくれる業者または知り合いが居ないともうお手上げです。

このリセッティング作業はデーターが飛んでしまった時のみでなく、コンピューターが内蔵されている部品の新品、中古問わず交換の際にも、車両個体に応じてデーターを入れ直してやる必要があるので、どうしても必須作業になります。

また、このAUTEL診断機の導入によって、国産のみでなく、ほぼすべてのブランドの車両の診断、解析、コーディング、データアクセスが可能になります。現在はMINIに力を入れていますが、後々、他のメーカー。プジョーや、シトロエン、フィアット、マセラッティ、フェラーリ等も手を付ける事が可能になります。

R56 クーパーS エンジン本体組付け

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。先日より行っております。年末に販売のクーパーSの続き。エンジン組付け編の投稿になります。まずは上の画像のエンジン本体(当店在庫の5万キロ走行エンジン)に今から色々と部品を組み付け、エンジンらしくしていきます。

最初のステップとしましてはやはりヘッドガスケットの組付けですね。当然、一度ばらすと再使用不可ですので、新品を使用しますが、基本的な面出しはすでに行ってあります。これに、「銅で出来た特殊な液体ガスケット」を予防的に吹き付け、組付けます。

他のエンジン組付けを行っている間に、インジェクターの清掃を行っておきます。概ね、当店で使用している洗浄液では1~2時間程度漬けておけば、かなり綺麗になります。このインジェクターが汚れて詰まってくると高圧ポンプの故障にもつながってきますので、大事な作業工程になります。

画像をとるのを完全に忘れてましたが、クラッチも全て新品。OHしております。当初、ベアリングだけの交換予定でしたが、ベアリングだけをメーカーから取り寄せると思ったより、金額が高かったので、全て新品にしております。

ここが納車後に一番多いトラブル。「エンジンオイルフィルターハウジングPK」です。ここからよく、オイル。もしくは水が漏れる事が多いです。かつ。ここは完全にマフラーの裏側にボルトがあるので、今回のような大きな作業のついでに行う事は必須ですね。

当然ながら、タイミングチェーンも新品へ。

後は、水回り。W/P本体とウォーターポンプポーリー。及び、エンジンの裏側を走るウォーターパイプを交換していきます。このウォーターパイプは後々W/P内部で折れて水漏れを起こすことで有名です。エンジンを載せてからですとまた見えにくく、作業性が悪くなりますので、載せる前に交換していきます。

ここまで組み付けると大分、エンジンらしくなってきましたね。エンジンに付いている補器類を今回のように粗方新品にしていくと、作業を行っている私としましても非常に気持ちよくなります。

あとはいよいよ、エンジンを車両に組み付け。残りの部品を取り付けていきます。

 

 

 

MINI R56 クーパーS ヘッドオーバーホール

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。本日は昨年末くらいにご成約頂いておりました。当店の「R56 クーパーS 6MT」の納車前作業の投稿になります。こちらの車両ですが、オークションよりの仕入れ当時より、白煙があり販売時当店在庫の5万キロ走行のエンジンに載せ替え前提での販売となります。ご成約の際、お客様よりバルブステムシールの交換作業追加がございましたので、その作業になります。

基本的には国産と変わりませんが、バルブトロニックというバルブ機構があるのと、国産に比べ、バルブコッターがかなり小さいのでちょっとコツが必要ですね。バルブコッターの取り付け作業は、ピンセットと針を使って歯医者のような作業になってます。。。

右が古いステムシール。左が新品のステムシールです。この交換作業を16か所繰り返して作業終了です。

こちらの車両はエンジン脱着ついでにまだまだいろいろ作業がございます。ほぼレストアのような作業になりますので、また随時UPできたらと思います。