こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。皆さんは上の画像のエラーコードに見覚えありますか?無い方がほとんどと思いますが、上の画像のエラーに関する記事がネットを探しても、ディーラーに聞いても誰も分かる人がおらず。私も苦労しましたので、今回はこちらの症状について記載したいと思います。かといって珍しい症状かというとそうでもなく、結構頻発するエラーです。走行中に突然エンストしたりとか。しばらく車庫保管で、数か月ぶりにエンジンかけようと思ったらかからないとか。バッテリー交換時にうっかりパチッとショートさせちゃったとか。。。物理的症状としては、まずエンジンが全くかかりません。キーを回してACCでちゃんと電源は入るし、バッテリーも問題無いのに、セルモーターが回りません。なんだ、セルモーターか。と思いがちですが、セルモーター単体点検で問題ありません。マグネットスイッチに12Vの入力がそもそも来ないのです。そして、さらに探っていくと、燃料ポンプは回るのに、インジェクターが作動しません。そして、イグニッションコイルも同様に作動しないので、火花も飛びません。。。セルが回らない、燃料も噴射しない。火花も飛ばないの3点セットです。もちろん、各ヒューズや、リレーなど問題ありません。ディーラーに電話すると。「コンピューター交換で50万です」しか言われません。結論から言うと、こちらのエラーコードはセキュリティのエラーです。特に外車は比較的古いお車でも純正でイモビライザー(盗難防止装置)が入っています。これが、何らかのショックで飛んでしまうのです。つまり、車両側がキーを認識ていない状態ですが、キー自体は当たっているので、ACCまでは回ります。しかしながら、車体側はキーを認識していないので、セルモーターとインジェクター、イグニッションコイルを作動させないのです。通常の整備のみの頭で行くともうさっぱりです。危うく廃車です。でも、諦めないで。これは専用のコンピューターを使ってコーディング(鍵の再登録)でうそのように治ります。もし、同じ症状で苦しんでいる方が居ましたら、どうぞ、お気軽にご相談下さい。