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オルタネーターについて(発電機)

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。今日は、自動車の発電機(オルタネーター)についての記事を書こうと思います。発電機と言えば、なんとなく分かりますが、オルタネーターと言われてもあまりピンと来ないかもしれませんね。昔はダイナモとか言われてましたね。自動車のバッテリーはサイズや規格が様々ですが、基本的にはエンジンの動力をモーターを逆回転させる要領で、充電しながら走ってます。(昔、理科の実験でモーターを指で回して、豆電球を点灯させたのを覚えてるでしょうか?)この充電が無くなるとバッテリー単体での電力なら、走行20分程度で、突然ハンドルが重くなり、メーターパネル内の良く分からないランプがいろいろ点灯し、急にエンストという事になります。そしてエンジンは2度とかかりません(笑)大昔(昭和の時代)の自動車の発電機は単純にモーターを逆回転させるだけの直流電流でした。この直流発電機をダイナモといいますが、現在では絶滅しています。現在の発電機は交流電源(短いパルスでプラスとマイナスが交互になる電流)で、家庭用コンセントと同じ電流です。その為、50Hzとか60Hzとか種類があります。これを自動車の場合、オルタネーターといいます。この交流の方が電力供給上、安定性があり。また、電流、電圧のコントロールが比較的簡単なんですね。で、エンジンの回転をそのまま電圧、電流に変えてしまうと、充電電圧は0Vから無限大と、回転数任せになってしまいます。(バッテリーの通常電圧が12V弱に対して、高速走行中は充電電圧18vとか)しかし、これでは、バッテリーがパンクして、走行中にバッテリー液である希硫酸が噴出してしまいます。これをいい感じの12vから14v弱までの発電範囲で制御するためのいわゆるダイオード(ツェナダイオード)が発電機内に内蔵されています。そして、自動車の発電機故障。オルタネーター交換となるケースは9割がた、このダイオードの故障が原因です。もしも、急に発電機が壊れて、注文しても部品到着までに3日も4日もかかるというような場合。急ぎなら、内部のダイオードだけを交換してサッサと治してしまいましょう。これで、明日の仕事も問題無く車でいけますね(笑)