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R55 クラブマン ラジエターファン交換☆

こんにちは。TAKUMI自動車の杉野森です。今回はR55 クラブマン クーパーSのラジエターファンを交換しましたので、そちらのご紹介になります。このラジエターファンですが、ファンASSYに緑色のレジスター(抵抗器)が付いております。この抵抗器によってファンの回転速度を微妙にコントロールしているわけですが、このレジスターが錆や劣化によって断線などすると、いわゆるファンが全開で回りっぱなしの状態になります。R53から、R56前期までがこのレジスターによる制御方式で、このレジスターがダメになると、微妙に燃調などにも影響をきたし、エンジン不調や、エンジンがかかりにくい等の症状にも発展していきます。

緑色の保護巻きが破れ、内部のコイルが露出している状態。今のところ症状は出ておりませんが、事前に良品へと交換しましょう。

良品のコイルの状態↓

R53まではこのレジスタのみ新品で販売がございますが、今回のR56 R55からはラジエターファンASSYになっております。

この辺は何故か不親切になりましたね。新品だとOEM新品交換で、部品代で3万を超えますので、今回は予防整備ということで中古良品へ交換。

交換作業自体は簡単で、MINIのファンは国産に比べ、非常に薄く。取り外しもボルト2本外して、爪3か所外して、下から引っこ抜くと簡単に外れます。バンパー脱着の手間もありません。また、ここが原因でエンジン不調に陥る場合は「エンジンチェックランプ」も点灯しないので、整備士泣かせですね(´;ω;`)チェックランプが点灯せず、明らかなエンジン不調がある場合は昔ながらのしらみつぶしの点検テストの繰り返しになりますので、MINIのようにチェックランプが付きやすいお車は逆に助かったりします。不調の原因がかなりしぼれますからね。

これでまた、しばらくエンジン不調やトラブルの心配も無く走ってくれますね(^^♪